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データセンター・サーバールームの温度・湿度管理とは?

データセンターやサーバールームは、企業のITインフラを支える重要な施設です。

そこで稼働するサーバーやネットワーク機器の安定性は、企業のビジネス活動に直結します。しかし、これらの機器は温度や湿度などの環境要因に影響される可能性があります。

本記事では、温度管理サービスについて詳しく解説し、その重要性とメリットを探ります。

温度・湿度管理の重要性

適切な温度範囲の維持

データセンター内の機器が最適に動作する温度範囲は、一般的に18℃から27℃とされています。しかし、サーバールーム内でも場所によって温度が変化することがあります。

例えば、機器が密集している場所や冷却設備から遠い場所では、温度が高くなりやすい傾向があります。

そのため、一部のお客様はサーバールーム内の最高温度と最低温度の場所の2箇所で温度を測定しています。これにより、温度のばらつきを把握し、全体の環境を適切に管理することが可能になります。

温度管理が不十分な場合、以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 過熱による機器の故障:温度が高すぎると、機器が過熱し性能低下や突然の故障を引き起こします。
  • 結露の発生:温度が低すぎると、湿度との相互作用で結露が発生し、機器内部でショートを引き起こすリスクがあります。

適切な湿度範囲の維持

湿度管理も同様に重要で、適切な相対湿度は40%から60%とされています。この範囲を維持することで、以下のリスクを低減できます。

  • 静電気の発生:湿度が低すぎると静電気が発生しやすくなり、機器にダメージを与える可能性があります。
  • 腐食の発生:湿度が高すぎると、機器内部に腐食が進行したりするリスクがあります。

リスクとその対策

リスク1:温度異常による機器の過熱

  • 対策:高精度のセンサーを用いてリアルタイムで温度を監視します。インフォコムのデータウオッチは、サーバールーム内の複数箇所、特に最高温度と最低温度の場所にセンサーを設置することで、温度のばらつきを詳細に把握します。設定した温度範囲を超えた際に即座にアラートを発信し、迅速な対応を可能にします。

リスク2:湿度異常による静電気や結露の発生

  • 対策:湿度センサーとロガーで継続的に湿度をモニタリングします。異常値を検知すると、自動的に通知が送信されます。

リスク3:環境変化によるシステムダウン

  • 対策:長期間のデータ収集と分析により、環境のトレンドや潜在的なリスクを予測します。

インフォコムのデータウオッチの特徴

データウオッチ_データセンター事例

複数箇所のリアルタイム監視

データウオッチは、医療分野でも採用されているセンサーを用いて、サーバールーム内の複数のポイントで温度・湿度を監視・記録し、
異常時には、アラート通知をします。

データの蓄積と分析

収集したデータはロガーからクラウドに送付され、温度・湿度の変化や傾向を分析することができます。これにより、長期的なリスク管理や効率的な運用計画の策定が可能となります。

選べるセンサー導入

データウオッチは、既存のサーバールーム内に温度・湿度ロガーを設置するだけのため、温度センサーのみ等も柔軟に行えます。

温度管理サービス導入のメリット

機器の寿命延長とコスト削減

適切な温度・湿度管理により、機器の故障リスクを低減し、寿命を延ばすことができます。これにより、修理や交換にかかるコストを削減できます。

システムの信頼性向上

環境リスクを最小限に抑えることで、システムダウンの可能性を減らし、ビジネスの継続性を確保します。

効率的な運用管理

人手不足対策として温度ロガーによる自動記録を行えるだけでなく、蓄積されたデータを分析する事も可能です。(温度を1度下げた場合、風量調節した場合の変化等)

データウオッチの具体的な活用例

  • サーバールーム内の温度ばらつき管理:サーバールーム内の最高温度と最低温度の場所にセンサーを設置し、温度分布を詳細に把握します。これにより、冷却設備の配置や風量の調整など、具体的な対策を講じることも可能。

  • 遠隔地・ルーム毎のデータセンター監視:複数の拠点を一元管理し、異常時には即座に対応できます。タグ機能により通知先もそれぞれ設定可能な為、施設やサーバールーム毎に管理を分ける事も可能。

ポイントまとめ

  • 温度管理サービスの重要性:適切な温度(18℃~27℃)と湿度(40%~60%)を維持することで、機器の故障リスクを低減。

  • サーバールーム内の温度変化の把握:最高温度と最低温度の場所を測定し、温度のばらつきを管理。

  • データウオッチの機能:センサーとロガーで監視とデータ蓄積を行い、異常時には即座にアラートを発信。

  • リスク対策の強化:環境データの分析により、潜在的なリスクを事前に予測し、システムダウンを未然に防止。

  • 導入メリット:機器の寿命延長、コスト削減、システム信頼性の向上、運用効率の改善。

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